世の中ではテクノロジーの進化により、レジ打ちなどの職業が近い将来的にロボットやAIに置き換えられてしまい、人間の労働が必要でなくなる可能性がある事に対して恐怖心を抱いている人々も多いが、インフルエンサーもそのうちの一人なんだという事を知っておくべきかもしれない。
米ケンタッキー、ブラジルの大手ホームセンターやルイヴィトンなどラグジュアリーブランドから大手企業までもがソーシャルメディアのマーケティングにてバーチャルインフルエンサーを起用し始めている。その中でもバッシングされるものとそうでないものがある事も分かっている。
The new virtual troops reflect the same beautiful diverse mix, strong confidence and eagerness to explore new worlds. Anyone and everyone is always welcome to join the #BALMAINARMY. pic.twitter.com/ZL8y564cwe
— Balmain (@Balmain) August 30, 2018
バーチャルインフルエンサーのエンゲージメント率
人間ではなく、バーチャルのインフルエンサーを作成・起用する事のメリットは金銭面というのもあるが、ある調査によれば人間のインフルエンサーよりもバーチャルインフルエンサーの方が約3倍もエンゲージメント率が高い事も分かっている。同じフォロワー数がいたとしても、同じエンゲージメントにする為にはバーチャルインフルエンサーの1投稿のエンゲージメントを得るには人間のインフルエンサーは4投稿しなければいけない事になる。
https://www.instagram.com/p/B5V3_FNnpAJ/?utm_source=ig_embed
今アツいバーチャルインフルエンサーは以下のリストだ。
@Lilmiquela (1.7 million followers)
Bratz doll-like @Noonoouri (331,000 followers)
@Imma.gram (159,000 followers)
@Shudu.gram (192,000 followers)
@Bermudaisbae (180,000 followers).
バーチャルキャラクターの制作に携わる人物はバーチャルインフルエンサーの未来についてこう語った。
”人間が作って人間が操作するただのバーチャルのキャラクターだけでなく、AIを搭載しAIにオペレーションを任せたらバーチャルインフルエンサーとインフルエンサーマーケティングに革命を起こせるような事が起こる気がする。”
だがしかし、アメリカのファッションブランドがそれぞれのバックグラウンドがある実際の人間のモデルを起用せずにバーチャルインフルエンサーを起用した際はバッシングを受け、そのポロモーションが失敗になってしまった事例もある為、その境界線はなんとも言えない。
バーチャルインフルエンサーを起用するもう一つの利点といえば、スキャンダルが起きない為、広告やブランドのイメージを損害される事がないという事だ。