VRと聞いてゲームを想像する人は少なくないはずだが、最近では医療などゲームとかけ離れた分野でもバーチャルリアリティが活躍し始めているのも間違いない。クラシックミュージックはハイカルチャーとアートに関連しており、音楽にあまり興味のない人や、クラシックに親しみがない人々からしてみればクラシックの本質を芯から感謝することは難しいかもしれない。だからVRがクラシック音楽の世界に入ってきたのだ。

なぜVRはクラシックにとっていいのか？

バーチャルリアリティの存在は、クラシック音楽をより人々に親しみやすくするだろうと言われている。VRと音楽の融合は聞く人により親密さを与え、もっと学びたいと思わせる体験となるだろう。世界的に有名なバイオリストのJoshua Bellもそれに賛成しており、彼もVRでクラシックの愛を人々に広げられると信じている。

この体験をするにあたり、ユーザーはVRのヘッドセットを着用することが義務ずけられ、アプリが起動し始めるとユーザーはロンドンのリンドハーストホールにいく。そしてピアニストのSam Haywoodさんのピアノとともにベルのパフォーマンスが始まる。

サウンドシステムも通常のゲームで使用する時の音と違い、レバレッジがかかったより良い音質でサラウンドシステムの音で体験をすることが可能となっている。どれくらい細かいかというと、ベルの演奏者がベルを置き換える音までもが聞こえるほどの細かさとなっている。プレーステーションのVRヘッドセットを持っている方は無料でダウンロードが可能となっているので、ぜひこの機会にクラッシーなクラシックミュージックをVRで体験してみてはいかがだろうか。

VRでどうクラシックが変わっていくのか

また、プレーステーションのVRだけでなく、新たに開発されているアプリではバイオリストのIrina Muresanuさんの演奏の際は世界各国の美しい絶景の映像が一緒に流れるようになっており、映像とともにバイオリンの音楽に思う存分浸れるというわけだ。

こちらのアプリはプレーステーションよりもより音楽とVRの関係性に特化しており、エンターテイメント用というよりもより深いものを求める用のユーザー向けとなっている。

多方面の分野に進出しているVRですが、音楽業界にまで進出し始めたということでこれからどういう方向性になっていくのかがきになる。