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CGIインフルエンサーの裏側:消費者に合わせたニーズとは?

バーチャルインフルエンサー:リルミケールのインスタグラムと、カイリージェンナーのインスタグラムを比べてみてください。すべすべの肌、完璧な輪郭、形のいい眉毛とミステリアスなバイブス。ソシャルメディアが世の中に知れ渡ってから十数年、2019年の時代ではCGキャラクターのインフルエンサーと本物の人間のインフルエンサーの見分けがつかなくなってきています。

フィルターでブルーな気持ちも吹っ飛ばし、加工で曇りの日もかんかん照りにして、フォトショで9頭身にして「投稿」。この人々のソーシャルメディアへの見方や使いからの変化から、究極のバーチャルインスタグラマーが生まれたのです。

そんな中ファッション業界を中心に活動しているバーチャルインフルエンサー達ですが、果たして私たち人間に”本当の影響力”を与える事はできるのでしょうか?なぜなら今日の時点で、バーチャルインフルエンサーとそのクリエイター達の目的というのは未だにクリアではないからです。ファッション業界を中心に活動はしているものの、彼女の意思で服やデザインを選び、試着する事は不可能だとか、消費者は彼女に疑問を抱き始めているのです。そして、彼女のこれからの進展と成長にあたり、人々は彼女の操作している裏側にはなにがあるのか知る必要があるのです。

ソーシャルメディアでアクティブな人々を元にした最近のアンケートでは、18歳から34歳の54%の人々はリルミケーラに限らず、バーチャルインフルエンサーという事を聞くとその裏がどうなっているのか気になると答えた。

そしてその54%の人々は、バーチャルインフルエンサーの影響で商品を購入したことがあると答えた事もあり、ブランドからしてみたらそのノベルティに抵抗するのは難しいとも言えるでしょう。

こちらがバーチャルインフルエンサーを起用する際に気をつけたい点です。

クリエイティブコントロールがすべてではない

題名の通り、コンテンツをクリエイティブにするためや、コミュニケーションが楽などといった理由で人間よりもフレキシブルなバーチャルインフルエンサーを使おうとするブランドがいますが、クリエイティブなコンテンツだからといっていつもそれがいつもいいコンテンツとは限らないのです。バーチャルの場合、そのキャラクターの個人的な正直な意見をいう事ができないですよね。ですが、人間のインフルエンサーで成功している人を見ると、彼らはいつも彼らが信頼する、好きな、価値のあるブランドを見極めてコラボや仕事をしています。

また、普通のレベルのクリエイティブではなく、次のレベルのクリエイティビティとはオーディエンスとの関係性が深く関係してきます。フォロワー達がなにを好んで、なにを求めているのか、それを一番知っているべきなのはインフルエンサー本人。

そしてこの上記に挙げた2点はバーチャルインフルエンサーが賄えない点なので、その点を頭に入れた上で検討した方がいいかもしれない。

例えば、インフルエンサーのLuka Sabbatとバーチャルインフルエンサーのリルミケーラのコラボ投稿では同じくらいのフォロワー数を持つにもかかわらず。人間のLukaの方が約2倍ものコメント数を稼いだ。

流行を追うなら長期間で

流行のコンテンツでバーチャルインフルエンサーの起用を考えているならば、それを長期で契約し、何個かの流行のコンテンツを一緒に企画した方がいいかもしれません。

人間のインフルエンサーでできない事はなんなのか?そのキャラクターは3年後どうなっていたいのか?などといった近い将来のビジョンを持ちつつ、計画して置く事がバーチャルインフルエンサーマーケティングでは大切になってきます。

流行に限らず、インフルエンサーとブランドの長期契約はインフルエンサーマーケティングの進化系とも言えるでしょう。ターゲットやAT&Tといった大手企業は、インフルエンサーマーケティングの進化に力を入れており、一度きりの契約というよりかは起用インフルエンサー達をアンバサダー的な存在で一緒にイベントを開いたり、ブランドを始めて売り出したり、一緒にマーケティングをしているそうだ。

CGIキャラクターを現実世界へ

バーチャルキャラクターが実際に動いている動画を作る事で、私たち人間にとってはただの静止画を見ているよりも親近感がわくし、バーチャルキャラクターからの本当の熱意というものが伝わってきますよね。そして実際のアンケートによる44%の人々は、写真よりも動画を求めている事がわかっています。

CGIキャラクターでありながら、いかに親近感を持たせ私たちの生活の一部にするかどうかが鍵なのではないでしょうか。

またブランドとのコラボで正体明かし企画や生い立ちなどの動画を作る事によって高いエンゲージメントが見込めるのでは?。

ブランドの透明性は必須

上記の44%は彼らがフォローするインフルエンサーは本物で信頼できると答えた。一方、その中でバーチャルインフルエンサーをフォローする人々のたった23%が本物で、15%の人が信頼できると答えた。バーチャルインフルエンサーは本物さと信用に欠けていますが、オーデイエンスを一つにする事もできるメリットがある。そのため、バーチャルインフルエンサーの欠点を乗り越えるためには、ブランドに透明性がある必要がある。

今バーチャルインフルエンサーがここまでフォロワーを集めているのは、謎めいているベールに包まれているから。一度その謎や陰謀が解き明かされれば、彼らのブームはどんと落ちていくであろう。その時には、バーチャルインフルエンサーの次の進化が問われている時だと言えるでしょう。

 

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