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バーチャルリアリティと医療②

自閉症を患う子供を対象にした最近の研究では、実体験にかなり近いVRの6ヶ月以上の使用で自閉症の子供たちが持つ恐怖心を45%以上和らげる効果がある事が判明しました。

また違う研究では、自閉症の大人に1回目の使用で変化が見られた事もあるそうだ。セラピストはipadで実際に体験者が見ている映像をコントロールでき、共に行う360度のVR空間を使いながらリアルに再現された様々なシナリオを体験んする事ができる。津通常よく見るVRのゴーグルはこの体験に必要なく、体験者は快適に探索する事が可能となっている。

この研究を積極的に行っているニューキャッソル大学の教授は、自閉症の人々にとって不安や恐怖は彼らとその家族に大きな影響を与え、生活を制限される事が多々ある事があり、またそれに効果的な治療の選択肢が少なすぎる事からその解決に励みたいと思う気持ちから、この研究に至ったそうだ。

自閉症は彼らの学習能力や発達に障害があり、ソーシャルやコミュニケーション能力にも影響する事が多々あり、それによる恐怖や不安が彼らの脳に常にある。恐怖心が生まれる状況としてよく上げられるのが学校、公共交通機関、授業、風船、犬だ。そしてそれらの影響は25%以上の自閉症の子供たちを苦しませている。

同教授は32人の8−14歳の自閉症を患う子供たちを対象に実験を行った結果、半分の子供たちにすぐ効果が見られ半分は6ヶ月後に効果が見られた。このVRの治療では、それぞれが持つ恐怖のシナリオを操作し練習をする事で結果的に現実でも活かせるようにする仕組みとなっている。体験中は保護者がビデオで見学が可能となっており、親子ともに安心して始められる。

自閉症の子供と大人を合わせた全部の結果からみると、2週間後に40%の人々の治療の効果が見られ、45%が6ヶ月後となった。

VRがゲームやエンターテインメントだけでなく医療や人々の生活に役立つ事に使われ始めており、これからもたくさんの新しいイノベーションをみるのが楽しみだ。

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