バーチャルインフルエンサーの源といえばリルミケーラ（過去記事：人間？本物？初のバーチャルインフルエンサー：リルミケーラ）ですが、日本でも次々にバーチャルインフルエンサーが生まれ始めています。バーチャルモデルと名乗るImma(イマ)（過去記事：リルミケーラに続く新たなバーチャルインフルエンサー登場）や、日本人初となる男性バーチャルインフルエンサーリアム ニクロ（過去記事：リアルすぎる、、新しいバーチャルインフルエンサーが登場！【リアム・ニクロ】）と様々なバーチャルタレント達がデビューをしており、インスタグラムで独自のコンテンツを披露している。どれも全く違うコンセプトのバーチャルタレント達で、生身の人間では表現できなかったコンテンツまでもを手に入れてきた。
今回ご紹介したいのは、初のバーチャル”ギャル”モデルの葵プリズムだ。
彼女はミレニアル世代の謎の集団ッYYZにより作られたと言われており、自身を”ネオギャル”と称している東京出身の２０歳で知られている。彼女には、現実と虚構の境界が曖昧な現代において、ミレニアル世代特有の生きづらさを解消してほしいという願いが込められているようだ。
平成っ子の彼女の趣味は若者特有の”病みストーリーを深夜に見ること”と、たまごっちが得意だそう。
ー葵プリズムプロフィールー
生年月日：1998年7月25日生まれ、20歳。
身長：167cm。
よく聴く音楽：Rina Sawayamaとちゃんみな。
大切にしている価値観：盛りを貫くこと。
そんな”謎の”YYZとは一体どんなミレニアル集団なのか？！
YYZというのはメンバーのイニシャルからきているそうで、その他スタイリストS、アーティストK、プロデューサーKということは分かっているがそれ以外全て”謎”に包まれている。ちなみにミレニアルというのは１９８０年から２０００年の間に生まれた若者全体を指す言葉で、サイトによっては情報リテラシーが高く自己中心的だの言われているが、時代に沿った生き方を知っており、賢くてクリエイティブな世代だと個人的に思っている。
葵プリズムさん制作の背景・想いとしては謎の集団はこう語った。
”スクールカーストはクソだ。どこに生まれたか、どんな容姿に生まれたか、それが全てなのか？その土地の、偶然のクラスメイトは、呪いのように君の人生を永遠に縛り続ける。そんなのはクソだ。見た目なんて簡単に盛ればいいさ。それでも嫌なら、整形すればいい。僕らが囚われているその現実は、本当に真実なんだろうか。虚構の世界の住人たちは、そう問うている。実体が何だ。真実とは何だ。彼らは人々を熱狂させる、それは嘘か。全てを疑え、そして信じろ。このクソみたいな呪いから、僕らを解き放つんだ。”
とてもミレニアルらしい考え方が詰まった意見だが、あながち間違ってはないのではないだろうか？また、葵プリズムを作成した動機としてはこう述べている。
”生身ではない彼女だからこそ人々を惹き付け、 リアルとバーチャルの境界線を曖昧にしてくれる。
リアル＞バーチャルという価値観の転換よって、 僕たちが生きやすい世界をつくってくれると信じている”
彼女のユニークなファッションや個性的なスタイル・髪型などをバーチャルで表現することによりみんなが自由に生きてもいいじゃないかと思えるようになることなのではないかとも受け止められる。
